日時：令和3年9月29日(水)
共同獣医学部では、毎年、治療の甲斐なくかけがえのない命を落として逝った伴侶動物や、生命の仕組みを解明するとともに、病気の治療法及び予防法を発展させる上で、多大の貢献をしてくれた動物たちの霊を慰めるために動物慰霊祭を実施しています。
獣医学科主催
「動物の生命（いのち）と人との係わり」
講座開設の主旨（第一回のご案内より抜粋） ＜獣医学科主催＞
この地球上には長い歴史の中で、数多くの人、動物および植物が生命を繋いできました。永久の未来も、同様に多くの生命が受け継がれていくことでしょう。しかし残念なことに途中で命が絶えてしまった生物もまた多いのです。科学の発展は生命を救う一方で、破滅も招いています。この地球という限られた空間の中で、それぞれの生命がこれ以上絶えることのないようにしなければなりません。私たち人間は、多くの生物の生命の犠牲によって生かされてきました。獣医学と係わってきた私たちも、動物達の犠牲無くして人間社会の営みのないことを直接に感じています。だからこそ、動物の生命（いのち）と人とのより良い関係を築いていくことが大切ではないでしょうか。
本講座は、「動物の生命（いのち）と人との望ましい係わり」を、多くの参加者と一緒に考えたいとの思いから企画されました。講義の中から、動物たちのことを考えるきっかけや話題がひとつでも見つかれば幸いです。講師には獣医学科の教員を中心に、学外の獣医師なども含め、犬や猫などの伴侶動物、牛・馬・豚・鶏などの家畜・家禽、養殖魚、動物園や水族館動物、野生動物、食品（乳肉卵）などに深く関ってきた経験豊富な方々を予定しております。
公開講座事務局代表 高瀬 公三
