学科・大学院

獣医学科

病態予防獣医学講座

動物疾病の原因究明とその制御・予防、ならびに産業動物の生産性向上と人の健康維持に貢献

動物疾病の形態学的解析と発生機序の解明ならびに疾患モデル動物の作出、さらには病原体(ウイルス、細菌、原虫、節足動物等)の微生物学的ならびに分子生物学的解析を教育研究しています。これらの成果により、腫瘍や動脈硬化症の制御、人獣共通感染症あるいは新興感染症等の様々な感染症の実態解明、およびその予防法の確立、産業動物の生産性向上と食品の安全性の確保、さらには人の健康維持に貢献することを目指します。

組織病理学

研究テーマ:◎動物の腫瘍における免疫組織化学的解析と抗癌剤耐性 ◎動物の自然発生疾患に関する病理学的研究

犬の肺癌の免疫組織化学的染色

犬の肺癌の免疫組織化学的染色

犬の腹腔内悪性腫瘍

犬の腹腔内悪性腫瘍

動物微生物学

研究テーマ:◎家禽および野鳥の感染症とその病原体 ◎養鶏農場の衛生管理に関する研究

家禽および野鳥の感染症とその病原体検索

家禽および野鳥の感染症とその病原体検索

寄生虫病学

研究テーマ:◎腸管寄生性コクシジウムの感染機構の解明 ◎マダニおよびマダニ媒介性疾病の疫学的研究

クリプトスポリジウムのオーシスト

クリプトスポリジウムのオーシスト

感染症学

研究テーマ:◎マダニ生物活性分子(TBMs)の特性解明 ◎マダニと病原体の相互関係

両性生殖系の雄雌が交尾しているフタトゲチマダニ

両性生殖系の雄雌が交尾しているフタトゲチマダニ

動物衛生学

研究テーマ:◎ウイルス病原性解析とその制御 ◎組み換えインフルエンザウイルスを用いた基礎・応用研究 ◎動物インフルエンザの感染動向調査

ツパイの感染実験動物としての開発

①感染実験動物の開発
ツパイの感染実験動物としての開発。ヒトに近い遺伝情報を持つツパイを感染実験動物として開発し、人獣共通感染症等の研究に役立てる。

タンパク質の細胞内局在の解析

②細胞でのウイルス増殖
組換えインフルエンザウイルスの感染により、蛍光蛋白質を発現しながら死滅する細胞。感染18時間後(A)、感染24時間後(B)、感染45時間後(C)、感染72時間後(D)。

獣医公衆衛生学

研究テーマ:◎分子生物学的手法によるブロイラーのカンピロバクター汚染の解析 ◎微生物制御による生産過程を通した畜産食品の安全性確保
◎ジビエとなる野生動物における病原微生物の解析

安全キャビネットでの病原細菌の取扱い

安全キャビネットでの病原細菌の取扱い

パルスフィールドゲル電気泳動による遺伝子解析

パルスフィールドゲル電気泳動による遺伝子解析