台湾における狂犬病再発

鹿児島大学名誉教授 岡本嘉六

台湾における狂犬病発生の推移 2016/11/27

発生から風土病宣言まで(2014/7/7)の状況

台湾からOIEへの狂犬病報告」、岡本の解説があります。

 

報道

タイトル

報道日

更新日

2013年7月から2016年12月における台湾イタチアナグマの狂犬病の推移

台湾で2名が狂犬病罹患動物に咬まれた

台湾で狂犬病の動物に咬まれたヒト症例を確認

花蓮県の女性がイタチアナグマの狂犬病に暴露

ペットの森への同伴禁止が延長

7月に台北市で新しい規則が施行

台北市で登録なしで猫を飼うと重い罰金

安楽死ゼロ政策の前に動物の登録を検討する

狂犬病の状況監視、予防措置を行う

台東県で3例の狂犬病が報告された

1/2017

2/22/2018

5/4/17

10/4/17

2/8/2016

29/6/2016

28/6/2016

18/6/2016

16/6/2016

31/5/2016

15/5/2018

10/5/2018

12/4/17

12/4/17

6/8/2016

7/5/2016

7/5/2016

24/6/2016

24/6/2016

24/6/2016

狂犬病罹患イタチアナグマが2名を咬む

農夫が咬まれて今年2例目の狂犬病暴露症例となった

台東県における予防接種率は低いまま

23/2/2016

31/1/2016

22/12/2015

16/3/2016

13/2/2016

13/2/2016

嘉義県の女性が狂犬病に罹患したイタチアナグマに咬まれた

30/10/2015

31/10/2015

台東県太麻里郷で初めての狂犬病症例:当局が懸念

16/8/2015

17/8/2015

台東県のほとんど全ての郷は狂犬病に汚染

15/8/2015

17/8/2015

玉山国立公園への訪問者に対して台湾マカクサルから身を護るよう要請

17/1/2015

17/8/2015

農業評議会(COA)は台湾南部の狂犬病を報告

7/1/2015

17/8/2015

別の症例が報告された後で狂犬病拡大の懸念が増大

5/1/2015

17/8/2015

ハクビシンが狂犬病で死亡

29/12/2014

17/8/2015

 

台湾における野生動物の狂犬病発生頭数の推移

OIE; Detailed country disease incidence, 2013-2016

 

201612月末時点で、686頭の感染を確認

 

20137月に台東県でジャコウネズミ1匹がみつかった。2015年にはハクビシンが全部で5頭見つかった;台東県で1月に2頭、屏東県で2月と12月に各1頭、雲林県で5月に1頭。それ以外は全てイタチアナグマである。

台東県では、20142月に11頭中5頭、3月に10頭中1頭、4月に9頭中1頭、5月に4頭中1頭が衰弱して捕獲された後に殺処分された。

 

OIEへの報告201477日の経過報告72で風土病宣言したことにより途絶えたが、台湾ハクビシンの初めての感染確認が1230日に緊急通知された。したがって、情報源として報道を見るしかなくなった。

 

30/12/2014 緊急通知(最終広告)

前回の発生:22/06/2014

適用範囲:限定地域

発生事例数:1(屏東県恒春鎮)

発生開始日:23/12/2014

状態:解決(23/12/2014

疫学単位:適用外

罹患動物:台湾ハクビシン

適用した措置:検疫、スクリーニング、発生対策として予防接種、罹患動物を治療しない

頭数

症例数

死亡数

殺処分数

ジャコウネコ科

 

1

1

0

疫学的注釈: 中国台北は、2013年の台湾イタチアナグマにおける最初の流行以降、野生動物を含めて狂犬病に対する全国的発生動向調査計画を実施してきている。台湾イタチアナグマの全症例は、OIE WAHIS6ヶ月報告に含める予定である。1頭の台湾ハクビシン(Paguma larvata taivana)が屏東県恒春鎮にある墾丁国家公園で拾われ、20141223日に地元の動物病院へ送られ、そのジャコウネコは1224日に死亡した。死亡した動物は動物衛生研究所へ1229日に送付され、その日に直接蛍光抗体法で狂犬病陽性と確認された。これは、中国台北の発生動向調査によって検出された台湾ハクビシンの最初の狂犬病症例である。県の所轄当局は、感染した台湾ハクビシンが見つかった地域においてイヌとネコを対象とした予防接種活動の強化を行っている。