鹿児島大学 共同獣医学部獣医学科 病態予防獣医学講座 新興感染症学研究室

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講義・実習

動物の病気(1期・共通教育)

動物は生活する環境により、人との関係が強い家畜(産業動物)および伴侶動物と野生動物さらに実験動物とに区別され、これらの動物に発生する病気には動物固有の病気と人にも感染する共通の病気(人獣共通感染症)がある。

  1. 授業の目的は、このような動物と人との病気を理解することである。
  2. 授業の内容は、様々な動物における体の構造と機能を理解し、動物に感染する病原体による病気や病原体と は関係なく発生する病気の概要や要因を学び、さらに動物の病気の診断法、治療法、予防法についての知識を修 得できるように構成している。
  3. 授業の方法は、主にスライドを利用した講義形式で、共同獣医学部所属の15名の教員が担当し、必要に応 じて資料を配布する。毎回、その回の授業に関してあるいは各担当教員が指示する課題についてのレポートを授 業時間中に作成して提出する。

  4. 講義内容:動物に感染する原虫と節足動物(田仲哲也)

生物学実験(2期・共通教育)

生物学の基本となる実験方法と実験結果の解析方法を習得することを目的とする。実験に関する問題提起、実験計測、実験の実施、結果の解析、考察、成果発表を通じて生物学実験の基礎を習得する。授業方法は合同で行う全体実験の後、複数班に別れて共同担当教員の指導により実験を立案して実験を実施し、その結果の解析と考察を行って、その成果を発表会でプレゼンテーションする。

免疫学(3期)

膨大な内容をもつ最新の免疫生物学について、免疫系の性状と原理を理解しうる端緒となるような入門的講義を教科書、配付資料、パワーポイントなどを用いて実施する。

  • 免疫系という高度に複雑な生命システムの全体像を理解する。
  • そのために自然免疫の原理と適応免疫との関わりをまず理解する。
  • さらに抗原認識機構の理解を通じて、獣医学でとくに重要な感染免疫の基礎を学ぶ。
  • 動物感染症学A(4期)

    牛、豚、麺羊などの産業家畜や馬、犬、猫などの伴侶動物、節足動物の主要な細菌、リケッチア、原虫などに起因する感染症、特に人獣共通感染症について、疫学的特徴ならびに診断・予防法に関する理解を深めることを目標とし、教科書・配布資料・スライド等を用いて講義する。

    1. 感染症・伝染病について、原因、分離・同定、疫学、症状、診断、予防・治療の6つの視点から理解する。
    2. 感染・媒介の機序を縦軸、各病原体の性状や診断を横軸とするイメージで伝染病を理解する。
    3. 人畜共通感染症とは何かを理解する。

    卒業論文(9・10・11・12期)

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